~「孫育て講座」を受講して~「孫育て」は私の子育ての延長線上にあるものだった!

 長女が8月中旬に第一子を出産し、名実ともに「おばあちゃん」となった私は、9/18(土)、「かしわ子育てまちづくりネットワーク・ここっと(以下「ここっと」)主催による「孫育て講座」に参加した。

 講師にぼうだあきこさんをお迎え して、今回はリアルとオンラインのハイブリッド形式での開催。自宅のぼうださんと、ラコルタ柏の会場と自宅に受講者をzoomで繋ぐ形で開催された。「ここっと」にとっては初めての試み。柏社協さんの協力を得ながら、リハーサルを入念に行い、スタッフたちはドキドキで当日を迎えた。

 受講者はリアル組6名、オンライン組4名(因みに私はオンライン組)。講師のぼうだあきこさんの柔らかな語り口に、受講者の緊張が溶けていくのがパソコンを通していても伝わる。2時間を超えるハイブリッド開催は、大きなトラブルなく無事終えられた。今回、学んだこと、印象に残ったことはたくさんあるが、詳細は皆さんが次回講座をお受けになるまでのお楽しみにとっておくとして・・・。

 

 今、第一子を育てる親たちは、当然ながら20年前の世情の中での子育てとは、生活の背景が全く違っている。私はコロナが無かった子育てしか知らない。そんな私が子育てについてのあれこれを、したり顔で長女に伝えたとして、それはどれだけの助けになれるだろうか。いや、なれない、なれないことだらけかも。欲しい情報はスマホの中に詰まっていて、いかようにも引き出せる今、祖父母の担うべき役割とは?

 

 受講を終えて思うのは、祖父母は、子育てを頑張っている人の「精神安定剤」であればいいのかなということ。最前線部隊を支えるバックアップ軍団って感じ。折に触れ、母親としての頑張りを認め、ねぎらい、大変さの中にも幸せを感じられる母親に娘が成長していけるような関りが、本当は一番必要なんだと気づいた。それがひいては孫の成長の手助けに繋がっていくのだろう。私の手は、大人となった長女を育てるため生かすために、今もある。

 

 さて、今日も仕事前のわずかな時間、娘の家に行ってこよう。そして家を出る時には、娘の頭をなでなでよしよしして帰るとしよう。

上野厚子